5.パワハラ予防カードを使った研修
パワーハラスメントを予防するためにより良い職場の作り方のご案内
パワハラ予防研修
貴社ではこんな事ありませんか?
・どこからがパワーハラスメントかわからない
・ハラスメントが怖くて、上司が部下に指導できない
・ハラスメントはないが、もっとコミュニケーションの良い職場を作りたい
1.パワハラ防止法施行
2020年6月1日(中小企業は2022年4月1日)、パワハラ防止法(労働政策総合推進法)が施行されました。
職場のいじめ・嫌がらせの増加傾向に歯止めをかけるために、職場においてパワハラを予防、防止するための措置が義務化されました。
この背景には、増加するハラスメント件数があります。都道府県労働局に設置した総合労働相談コーナー寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加し、平成24年度以降、相談内容の中でトップとなり、更に増加し続けて現在もトップを維持しています。
また、精神障害の労災補償状況をみると、職場でのひどい嫌がらせ、いじめ、暴行や職場内のトラブルにより、うつ病などの精神障害を発病し、労災補償を受ける件数も、増加しています。
2.パワハラ予防の重要性
パワハラ対策を考えるとき、「予防」と「再発防止」という2つの観点があります。「予防」はパワハラが起きる前に未然に防ぐことを目的とした取組みです。
一方「再発防止」は起きてしまったパワハラに対して、今後そのようなことが起こらないように対処することです。
多くのパワハラ対策では、”パワハラになる行為とはどういう行為なのか” “何を禁止すればいいのか” “起きてしまったパワハラにどう対応するか” ということにスポットをあてがちです。
しかし、パワハラ対策で最も大切なのは、パワハラの土壌(組織)と根っこ(人の感情や認知、関係の質)の部分です。土壌が肥沃で根っこが健康でなければ、木がすくすくと育たないように、パワハラ対策でもパワハラが起こらない土壌をつくり、根っこを整えることが何よりも大切です。
パワハラが起きるたびに、事後対応で右往左往することなく、そもそもパワハラが起こらない土壌をどうつくるか、根っこをどう整えるか、という予防にこそスポットをあてることが重要です。