　クリニックの労務管理のポイントをお伝えします。

　病院と比較して小規模なクリニックにおいては、スタッフ人数も少なく異動もないので「5.心理的安全性の確保」は重要ポイントです。

以下に、クリニックにおける労務管理におけるポイントを５つご紹介します。

1. 適切なスタッフ配置: 各スタッフの専門性や能力を考慮し、適切な役割と業務を割り当てることが重要です。また、ピーク時や非常時に備えて、適切な人員配置を行う必要があります。
2. 労働時間管理: 長時間労働や過重労働を防ぐために、労働時間の管理を徹底することが必要です。また、休憩時間や休日を適切に設けることも重要です。
3. コミュニケーションの確保: スタッフ間の円滑なコミュニケーションを確保することで、業務の効率化やミスの防止につながります。また、スタッフの意見や提案を尊重し、フィードバックを行うことも重要です。
4. 研修・教育の提供: スキルアップや知識の更新を図るために、定期的な研修や教育の機会を提供することが重要です。これにより、スタッフのモチベーション向上やサービス品質の向上につながります。
5. 心理的安全性の確保: スタッフが自由に意見を出し、新しいことを試すことができる環境を作ることが重要です。これにより、スタッフの満足度やチームワークの向上につながります。また、ミスや問題が発生した場合でも、それを学びの機会とする文化を作ることが重要です。

　以上が、クリニックの労務管理におけるポイントです。

　これまで荒井が経験した中では、労務管理というよりもコミュニケーションがしっかり取れているか、ハラスメントがないかが重要ポイントで、トラブル発生の原因は、そのほとんどが人間関係でした。

　前職のやり方（手法）にこだわりすぎる方、遅刻、欠勤の多い方、業務指示が強い「命令」になってしまう方、メモを取らずに業務を覚えようとしない方、これらはトラブルメーカーです。

　問題を避けるためには、トラブルメーカーを採用しないことです。トラブルを未然に防ぐことが、もっとも効率が良い手法です。