出世したくない男女500人の意識調査
前回の出世したくない女性の意識調査結果に続いて、今回は男性編をご紹介します。
男性217人を対象にした「出世したくないと思う理由」の調査結果は、以下の通りです(調査元:RS MEDIA)。
1位 責任が増える(100人)
2位 仕事量が増える(44人)
3位 仕事と給料が釣り合わない(40人)
4位 人間関係が面倒(11人)
5位 やりたい仕事ができなくなる(10人)
6位 残業代が出ない(9人)
7位 部下の指導をしたくない(8人)
1~3位には、女性のと同様の理由が並びます。
上位3位の理由について、詳しく見ていきましょう。
1位の「責任が増える」には、
任された役割を果たせなかったら…、と考える人が多く
リーダーとなって目標を達成する喜びよりも、
不安が先行して後ろ向きになってしまっているようです。
また、周りの上司を見て「管理職の責任が大きすぎる」と感じている人もいるのではないでしょうか。
2位は「仕事量が増える」には、
プライベートの時間が減ってしまうことに抵抗を感じている人が多くいました。
家族や趣味を大切にしたい人にとっては、
自分の時間が削られてしまうことを避けたいのはもちろん、
「出世すると、休日も仕事のことを考えてしまうようになりそう」という声もありました。
3位は「仕事と給料が釣り合わない」には、
「責任や業務量が増えるが、それに見合った給料には上がらない」と答えた人が多数でした。
肩書きがつくだけで給料が上がらないなら、
「せっかく出世・昇格しても大変なだけだ」と感じてしまう人も多いでしょう。
ここまで、出世したくない理由を見てきましたが、
もちろん、出世によって
「やりたい仕事ができるようになった」
「給料がアップした」
「出世前よりもやりがいを感じられるようになった」という人もたくさんいます。
出世に意欲的でない人が多い会社は、社内に良いロールモデルがおらず、
ロールモデルがいないということは、今の会社の制度を見直す余地があるということです。
会社の制度や風潮を変えることで、
上を目指したいという社員が増えることは十分に考えられます。
この機会に、ぜひ、意欲的に働ける組織作りについて、真剣に考えてみませんか!