登攀

失敗を経験してもらう

2022年9月29日 テレビ東京系放送の「カンブリア宮殿」 リクルートHDの出木場社長

面白かったです。以下、引用

--------------------

 僕よく言ってることの一つはですね、マネージャー。

 マネージメントの仕事って何かって言ったら「こんなことやったら失敗するよとか、これやったら失敗するよ。失敗させないっていうマネジメントはマネジメントじゃないよ」って話をしてるんですよね。
------------------

 最後はちゃんと帳尻合わせるって これこそが、僕はマネジメントの仕事じゃないかなと思ってまして、やっぱり失敗しない人とか失敗しないチームって、一つは難しい目標に挑戦してないってことだと思うんですよ。
--------------------    引用終わり

 

 弊所も失敗は推奨、チャレンジするから失敗もする。

 事業全体の致命傷にならないようにはチェックするけど、それ以上は関与しない。

 チャレンジしない人は弊所には合わない。(弊所コアバリューが全体的に挑戦を推奨しています)

 その気持ちがないと、その人の成長はない。ついでに事業も伸びない。成功率100%を求め続けるとチャレンジしなくなる。

 私が一般的な「人事評価制度」をお勧めしないのは、ひとえにここにある。

 過去の業績をみて評価するのだから、当然失敗もある。その失敗にマイナス点をつけていくわけだから、失敗はマイナス評価。プラスのことがあっても、マイナスの事案が評価者に強く印象に残っていれば、最終的にマイナス評価。

 社員はマイナス評価が欲しいわけではないから、チャレンジしない。成功率100%を求めようとする。これでは人の成長も、会社・事業の成長も見込めない。

 私が一般的な人事評価制度で合わないと思うところは、結局「仕事が楽しくない。」と思われてしまうこと。

 難題に取り組んで成功するから達成感がある。簡単な業務を毎回毎回成功させていても楽しみなんてない。

 単なるルーチンワークを失敗しないように「こなしている」だけ。 

 楽しく仕事をするためには、挑戦が必要です。

 業務の失敗を単純にマイナス評価につなげない。

 挑戦はプラスに評価する。

Facebook
Twitter
LinkedIn

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です