シニア層の就業意欲が上昇

健康面と精神面、双方への配慮が大切

少子高齢化が加速する日本において、高齢者の働き手を確保することは重要であり、
実際に高齢者の就業数はここ数年で増加を続けています。

そんな中、高齢者の仕事探しやセカンドキャリアに課題があるようです。
今回は「シニア世代の就業」の調査結果を見ていきましょう(調査元:Indeed Japan株式会社)。
対象年齢は、50歳~79歳で、
以下の「シニア期」は60代・70代以降を指しています。

まず、シニア期に働きたいかどうか尋ねたところ、
半数を超える58%の人が「働きたい」または「働く必要がある」と回答しました。

次に、シニア期の就業において重視することについては、
「収入よりもやりがいや社会貢献」と答えた人が58%でした。

最後に、シニア期の就業に対して不安や課題を感じるか尋ねたところ、
93%が「何らかの不安や課題がある」と回答しました。

具体的な内容は、
健康状態が維持できるか 60%
働くための気力を維持できるか 39%
肉体労働に耐えられるか 28% となりました。

シニア期も働く意欲が高い人や働く必要性を感じる人が多い一方で、
健康状態や働く意欲の維持に不安を感じている人が多いことと分かりました。
高齢者の採用を考える企業は、健康面はもちろん気持ちの面にも配慮し、
高齢者がイキイキと働ける環境づくりを心掛けたいものです。

 

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